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図面・設計

図面が溜まりすぎて、誰も探せない

サーバに何TBもの図面がある。過去に似た案件をやったはずだが、 探すのに半日かかるので、結局また一から描いている。

似た図面が何枚も並び、そのうちどれが使える版なのかを見分ける必要があることを示した図

「図面をAIで検索できるようにする」では、たぶん解決しません

図面の相談で最初に出てくるのが「中身で検索できないか」です。 技術的にはできるのですが、その前に決めなければいけないことがあります。何をもって「似ている」と呼ぶのかです。

形が似ている図面なのか、使っている部品が同じ図面なのか、 納めた用途が同じ図面なのか。この3つは全部別物で、探したい理由によって正解が変わります。ここが決まらないまま検索を作ると、たくさん出てくるのに使えないものができます。

図面をめぐる仕事を、実際の動きに沿って分けると4つになります。

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    しまう

    図面番号の付け方、フォルダの切り方、改訂したときの残し方。ルールが決まっていても、忙しい時期に崩れていることが多いところです。

    ここが崩れていると、後ろの工程は何をやっても効きません。

  2. 2

    見つける

    図面番号、客先名、年度から辿る。手がかりを覚えている人だけが辿り着けるので、結局その人に聞くことになります。

    「探せない」ではなく「思い出せない」が実態のことがあります。

  3. 3

    似たものを探す

    過去に似た案件がなかったかを探す。ここができると設計の時間が大きく減りますが、手がかりが記憶しかないので実際にはほとんど行われていません。

    価値が最も大きいのに、いまは誰もやれていない工程です。

  4. 4

    確かめる

    見つかった図面が最新版か、承認済みか、どの案件で使われたのかを確認する。ここが分からないと、見つけても使えません。

    版が判別できない資料は、無いのと同じ扱いになります。

探せない原因は、たいてい検索ではなく「しまい方」です

「探せない」とおっしゃる会社を実際に拝見すると、同じ図面が複数の場所に別名で置かれていることがほとんどです。この状態で検索だけ作ると、 似たものが大量に出てきて、どれが本物かを人が判断する羽目になります。

つまり、先に手を付けるべきはどれを正とするかを決めることです。地味ですが、ここが片付いていれば、検索は驚くほど素直に効きます。

AIが効くのは、この3箇所です

図面の中の文字と記号を読む

図面番号、部品名、材質、寸法の表記を読み取って、ファイル名に頼らず引けるようにする。紙をスキャンしただけの図面にも効きます。

形の似た図面を出す

描いた線の形から近いものを探す。言葉にできない「こういう形のやつ」で引けるのが、従来の検索との決定的な違いです。

版と使われ方を一緒に出す

改訂履歴、承認状態、どの案件で使われたか。見つけた後の確認作業をなくすところまでが、実務では効いてきます。

形が似ていることと、使えることは違います。見た目が近くても、客先の要求が違えば流用できません。 そのため私たちは、類似検索を作るときに「何が同じなら流用できるのか」を先に伺うようにしています。ここを技術側で勝手に決めると、精度は高いのに使われない仕組みになります。

この課題は、自社ですでに解いています

私たちは解体業向けのAIシステムを自社で開発し、実際の現場で毎日動かしています。 図面の管理、PDFへの注釈書き込み、図面の焼き込み、 LiDARで取得した3次元データとの連携までが本番で動いています。

「作れます」ではなく、動いている画面をお見せできます。扱う図面の種類が変われば「似ている」の定義も変わりますが、 図面を台帳として持ち、版と使われ方を一緒に管理するという骨格は、そのまま載せ替えられます。

動いている実物を見る(解体AI SaaS)

「似ている」の定義は、御社の設計の仕方で決まります

過去図面を探す理由が、流用して工数を減らしたいのか、 見積の根拠にしたいのか、不具合の再発を防ぎたいのかで、 揃えるべき手がかりがまったく変わります。 同じ製造業でも、受注生産と量産では答えが逆になることもあります。

直近で「探したのに見つからなかった」場面を3つ挙げていただければ、 何を手がかりにすれば引けたのかを整理して、最初に着手すべき1箇所をお出しします。しまい方を直すだけで済むなら、検索を作らずにそう申し上げます。